秋も深まり、読書感想文を ひとつ・・

この頃・・どころか、これまでずっと 日々活字離れの一途をたどるばかり。
前回にも話題に出しましたが、母は私と正反対に 料理や読書が大好きな人です。(てことは、DNAには備わってるハズ?)
そんな母からある日 『質問!リリー・フランキーっちゃぁ、水10で端っこに座っとる男の人なん?』とメールがあった。
そうそう、と答えたのと一緒に 『長編小説出したらしいやん。番組で宣伝するかもなぁ!』と付け加えた。
本に興味も無いのに、インプットされた情報垂れ流し・・ 知ったかぶりもいいとこ!(苦笑)
正直、リリー・フランキー=エロおやじって公式が頭の中にあったので^^; どんな仕事をしてる人かってことくらいしか知らなかった。

後日、母より リリー氏著の『‘東京タワー*オカンとボクと、時々、オトン’もう読んだから送るわ~』とメールがあり 手元に届いた。
毎度『読んだ?見た?』と何度も訊くくせに、今回は 気持ち悪いくらい全くそんなアクションがない。
可笑しなもんで、そう放っとかされると手を伸ばしたりする。 私にとって長編小説はエベレスト。ぶ、分厚いよぉ・・







もーねー、オイオイ訳わかんない声上げながら、泣けたっす!!
オット氏はじめ歴代彼氏から『おばえ、だんでだいでだいどー?』(お前何で泣いてないの?)といつも訊かれ、涙腺枯れ女呼ばわり・・
 ※言い訳: 先に泣かれると、冷めちゃって、泣けなくなるもんなんです。
だもんで、『これ、泣けたじぇ・・。』って感想言ったら、お前がぁ?と オット氏もドびっくりでしたよ。(予想はしてたけど。)
ハチ公物語やフランダースの犬も、ラストでしか泣けなかったのに、読むごとにリンクするのが早かったせいか
中盤からは涙が どっくどく出ちゃいましたよ。(血かよ? 泣きの表現力、ないなぁ・・)
いきなり余談ですが、なんでか 帯が付いてなかったんだけど、後日見たら、読んだあとだからか そんだけでも泣けた!!!

この本は 鎮魂歌というよりも、ボクを作りあげた母への 熱くて長いラブ・レターです。

ママンキー(リリー氏 母)、人柄といい世界観といい、人間として最高にいかしてます!
ゲンキンですが、リリーさんの見方が変わりました。マザコン万歳!ですよ。
会う機会があったら(まずナイけど) でこピン直後に 『こん、ばかちんが~!』って抱きしめたいくらいよ。
ママンキー教っぽいけど、教えに則って 私も清貧をイキイキと楽しみたい所存でございます・・。

クライマックスは、やはり、位牌を持って登る東京タワーのシーンでしょうか。
切なくも清々しいというか、デートで行くのとは全く違う心持。オカンとボクが交わした約束を淡々とこなすリリー氏。(涙)

また、教育本としても 有効!かと。
都会での価値観と 故郷での価値観の違いを書いたくだり、本当の貧しさは金品の有無ではなく心にあると教えてくれました。
金八っつぁんの言う『人として~』とはこういうことか!と改めて理解。 目からウロコが涙と一緒にボロボロ落ちましたよ・・。

例えや比喩も極少、気取らず、当時の等身大の目線で徐々に リリー氏が確立されていく様が とにかく心地いい。

散々愛して、尽くし尽くされ、充分に愛情表現できたとしても、結局 最期の日が来るのは恐く、後悔するものなんですね。
どれだけ一生懸命頑張っても、もう充分!後悔無し!なんて人生、無いんだなぁ・・。
逆に その儚さが愛しいし、人ぞれぞれ 幸せの形・青い鳥を飼ってることに気付けて感謝☆
そして、きっと誰の母も 謎を含んだまま生きる生き物なのかも?


こちらもどーぞ ほぼ日刊イトイ新聞 (エロおやじ&マザコンなボクが 交互に垣間見られました^^)
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by goro_teto | 2005-11-14 23:01 | 今日の出来事


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